栗のお話 くらしにひと粒

栗のお話 くらしにひと粒

栗のあるくらし

栗の鬼皮、とても固くてなかなかむけません・・・
栗の鬼皮はとても固くてむくのが大変ですが、熱湯に10分くらい浸けておいてからむくと簡単にしかも上手にむけます。
栗の渋皮をきれいにむく方法はありますか?
栗をかるく茹でてから、冷凍してそのあと半解凍状態でむくと鬼皮と渋皮が一緒になってきれいにむけます。でも生では冷凍しないように注意してください。
秋にとれたおいしい栗をお正月に食べたいのですがどうやって保存したらいいでしょうか?
渋皮をつけたまま半ゆでにして冷凍すると美味しく保存できます。

栗にまつわる催し

栗節句
陰暦の9月9日は陽数の9を重ねたおめでたい日で重九または、重陽といい、一般的には菊の節句といわれています。また民間では栗節句といって栗餅や栗飯を食べてこの日をお祝いしたという風習があります。

栗名月
陰暦の9月13日の夜を十三夜といいます。陰暦の8月15日の十五夜に対して「後の月」「豆名月」もしくは「栗名月」とよんで月見をする慣習があります。また十五夜と十三夜の両方行わなければ「片割れ月」であまりよくないともいわれています。

栗の薬効成分

漢方の古書によると栗は「主として気を益し、腸を厚くし、人をして飢えに耐えしむ。主食とすれば腰部の不随を治し、筋骨の切れたるを療す」とあります。薬効としては胃腸を丈夫にして、足腰を強くするということになります。日本では昔から栗の葉を煎じた液が民間薬として活躍し、漆にかぶれた時や毛虫で湿疹になったときなどに用いられていました。

<栗の煎じ液の作り方>
栗の葉や渋皮を煎じます。渋皮の方が簡単につくれるでしょう。渋皮100gに水600ccを入れ、半量になるまで煎じます。

口内炎の時はどうしたらいいでしょうか?
上記で説明した煎じ液で2~3日うがいをすると痛みがうすれ治っていくといわれています。
かぶれたときはどうしたらいいでしょうか?
漆かぶれ・ぎんなんかぶれ・白髪染めかぶれ・おむつかぶれなどができたときはガーゼに煎じ液を浸し、かぶれたところに貼付け乾いたら貼り替えます。

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